要望第3弾

 議会棟執務室から更新。経済常任委員会を終え、これから事務所へ。その後、JR九州本社へと要望へ行く。要望内容は、在来線の利便性向上について。今回で3回目。
 
 九州新幹線開業後半年間の開業効果は、概ね順調。中でもやはり、関西以西の近畿、中国、四国地方からの誘客が多い。実際、県が実施した県内の主要ホテル、旅館30社の6月、7月、8月の延べ宿泊者数調査の結果からも、その傾向が読み取れる。

 しかし、その効果を感じられない地域もある。例えば、在来線の利便性が低下した地域等が、正にそう。

 並行在来線の内、特急電車については、九州新幹線の全線開業に伴い、その本数が大幅に削減された。私の地元長洲駅に限って言えば、それまで上下線合わせ1日に30本もの特急電車が停車していたものが、現在では、7本のみの停車に止まり、以前の3分の1以下までに。これまで朝から夜に掛けて万遍なく停車していた特急電車の本数が大幅に削減され、しかも、早朝と夕方の限られた時間内に集中したダイヤ編成となれば、利便性が損なわれ、客足も遠のく。

 また、新たに導入された快速電車についても、熊本駅方面へは、ある程度の時間短縮効果が出ているが、博多駅方面については、接続の不十分さから、その導入効果を活かしきれていないと感じる。例えば、在来線を利用して博多駅方面へと行く方、また、その逆に博多駅方面から熊本方面へと来られる方は、割安感から快速電車を利用される。しかし、その殆どが荒尾駅での乗り換えとなり、しかも、待ち時間が30分という事も珍しくなく、時間短縮効果が図られていない。

 確かに、JR九州には、特急電車の存続や快速電車の新たな導入等、在来線の利便性向上について、理解を頂き、様々な取り組みをして頂いている。この点は、大変ありがたい事。しかし、まだまだ改善して頂きたい点もある。

 例年であれば、これから来春のダイヤ編成の検討に入っていく時期。今日は、そのダイヤ編成の前に、こうした地域の要望をしっかりとJR九州に伝えてきたい。

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